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ビットコインキャッシュ(BCH)は毎年5月15日, 11月15日の年2回、ネットワークのアップグレードを目的としたハードフォークを実施しています。

今回2020年11月15日に予定されているハードフォークでは、ビットコインキャッシュのコミュニティにおいてCoinbaseルールを論点として大きな論争が起こっており、ハードフォークの際に2つのチェーンに分岐する可能性が高いと考えられています。

※当記事は2020年11月5日時点に執筆されたものです。
※本記事執筆時点ではハードフォーク実行前であり、その内容について正確性を保証するものではありません。

当社はこのハードフォークを迎えるにあたり、お客さまの資産を安全に保護する目的で以下の対応を実施する予定です。

・対象暗号資産の入出庫停止
・対象暗号資産の取引停止
・対象暗号資産の貸出停止及び、貸出中暗号資産の全量と貸借料の返還

上記サービスの具体的な再開時期は現時点で未定となっており、ハードフォーク後のチェーンの安定性などを考慮した上で再開とさせていただく予定です。
また、現時点で当社がハードフォーク後のどちらの暗号資産を取り扱うかに関しても未定となっております。

詳細な対応内容に関しては以下をご覧ください。

ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークに伴う各種サービスの制限について

今回のハードフォークについて

背景

ブロックチェーン開発者の収益源

パブリックなブロックチェーンの開発者はどのように収益を得ているかご存知でしょうか?

基本的にブロックチェーンとは誰でも利用ができ、誰でもマイナーになれ、誰でも開発に参加することができるものです。マイナーはノードを運営することによる新規の資産発行及び手数料を元に持続的に収益を生み出すことが可能です。

一方で、ブロックチェーンの開発者はオープンソースのシステムを改修するのみで持続的な収益を得ることができていません。ほとんどの場合が、開発プロジェクトに対してベンチャーキャピタルなどが支援を行い、開発者に一時的に収益が回る、といった仕組みで動いています。ただしそれは持続的ではありません。

BCHのCoinbaseルール

これは重要な問題です。仮にブロックチェーンに何らかの不具合があった場合に、開発や改修のインセティブが存在しなければ誰もそれを行おうとしません。

そこで、新しくマイニングされた資産の8%を開発コミュニティに充当しよう、という提案がなされました。これをCoinbaseルールと呼びます。
ビットコインキャッシュの開発陣営はこのCoinbaseルールを採用し、11月15日のハードフォークでビットコインキャッシュのシステムに組み込もうとしています。

開発陣営とマイナー陣営の対立

このCoinbaseルールは一方で、マイニングを行っている人たちから見ると、収益の一部が開発陣営に取られることを意味します。もちろん、マイナーからすると、収益の減少が見込まれるアップグレードには反対します。
そしてそのアップグレードを支持するか、支持しないかはマイナーが選択することができます。マイニングを停止するか、もしくはCoinbaseルールが採用されていない方のチェーンを選択すれば良いのです。

この点において開発陣営とマイニング陣営での論争が起きており、チェーン分岐の要因となっているのです。
そして、以前に起こったBitcoinとBitcoin Cashの分裂も、今回同様に開発陣営とマイナー陣営の対立だったのです。

今回のハードフォークでは、Bitcoin ABC(BCHA)がCoinbaseルールを採用し、Bitcoin Cash Node(BCHN)がそれに反対している、といった対立構造となっています。

これから起きること

ハードフォークはいつ起きますか?

11/15(日) 21:00ごろを予定しています。
Bitcoin ABC(BCHA)とBitcoin Cash Node(BCHN)の2つに分裂することが予想されています。

分裂の理由はなんですか?

前段の背景でも説明した、Coinbaseルールを巡る開発陣営とマイナー陣営の対立です。

どちらのブロックチェーンがBCHを引き継ぎますか?

ハードフォーク後の価格が高い方の銘柄がより優勢であると判断され、BCHを継承するものと一般に考えられております。
※当社での取扱いの基準を説明するものではありません。

そのため、現時点でどちらのブロックチェーンがより支持されるのかを判断することはできません。ハードフォーク後に、片方の支持が非常に小さく不安定な状態が継続する場合であったり、どちらのブロックチェーンも同程度の支持がなされ、どちらがBCHと呼称されるかの判断に時間を要する場合もあります。

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